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目的は三脚、取り付け台が違うけれど、台をデザインして、鉄工所で作ってもらおうと 購入したもの。
それは51年ほど前(1967~8年)だったと記憶している。
教育には出資を惜しまなかった父が、星座・天体の授業が始まると、すぐに買ってくれた 五藤光学研究所の天体望遠鏡。
大人になり、実家の天井裏に眠ったままだったが、今は、その実家も手放し、私の手元には、何故か太陽を見るレンズだけが、綺麗なままで、宝物として残されている。
調べてみると、落札したビクセンの望遠鏡は、1980年代の品らしい。 デザインがそっくりだ。
私は、昨日までずっ~と、手元から離さなければ良かった! と 後悔していたが、 これで、やっと、もやもやしていた気持ちがふっきれた気がする。 でも、やはり、父に対して、すまなかったと思う気持ちはぬぐえない。
クリーナーでレンズの汚れを落として、綺麗に磨いて、ベランダに置いてみた。
あの頃の父と母の嬉しそうな顔、そう確か、私が中一、妹が小一の夏の夜、月のクレーターや土星の輪を見て、ものすごい感動を覚えたあの日の出来事が聡明に蘇えってきた。
さて、この望遠鏡で 美しい夜空にロマンを馳せながら 天体観測 楽しめるかな? フィールドスコープ の三脚は、又、探すことにしましょう。